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お客様の視点の、その更に奥。
2023.06.02
食品のパッケージデザインを手がけられたデザイナーさんのお話を聞いて、
なるほどな〜と思ったので投稿します。
通常はデザインをするにあたって、
はじめに目的や課題などを聞かせていただきます。
そして、商品コンセプトやターゲットなどを決めて
それに対してどうアプローチするかみたいなことなんですが、
ほとんどの場合の共通点として、
お客様が店頭で商品を手にとる場面を想定して、
あれが良い、これがダメみたいなことを話します。
お客様の視点に立ってデザインするんです。
なので、その陳列棚に並ぶ他の商品と比較してどうだ、
他店の同じような商品と比較してどうだみたいな話です。
ですが、そのデザイナーさんはその更に奥の、
「購入した後、冷蔵庫の中ではどうなのか。」
「実際の食卓で、テーブルに並んだ場合はどうなのか。」
「友達を招いて食事をした場合はどうなのか。」
といったことまで考えたそうです。
なるほどな〜です。
購入時は、お客さん自身もそこまで考えていないと思います。
ですが、実際に購入した後は無意識のうちに
これらのことを考えているはずなんです。
私たちはこのことをインサイトって言ったりするんですが、
このインサイトを見つけるのに頭から煙を出すほど考えます。
時には憑依までして考えます。
デザインされているものって、
もちろん見た目に洗練されているんですが、
このインサイトを元にしてビジュアル化してるんですよねー。
東森