「大切な人に、プレゼントを買ってあげる。」

2023.12.08

今日、『howではなく、whoとwhatを大切にする。』

みたいな話がありました。

これ、デザインやマーケティングに関わっていると

必ず出てくる表現なんです。

このちょっとややこしそうな話を、

超簡単（長文ですが・・・）に投稿してみます。

「大切な人に、プレゼントを買ってあげる。」

という場面があったとします。

大切な人を「彼女」にします。

プレゼントを「彼女が欲しがっていた時計」にします。

買ってあげる（渡す・届ける）を「デート中の車で」にします。

この場合、

whoは、彼女です。

whatは、彼女が欲しがっていた時計です。

howは、デート中の車で渡すです。

大切なことは、

彼女が欲しがっていた時計を彼女にプレゼントしたことです。

こう見ると当たり前のことなんですが、

ひとたび仕事になると・・・。

例えば、新商品が出たので、

たくさんの人に知ってもらって購入に至るようにする。

という場面があったとします。

そうすると、たくさんの人に知ってもらうために

ネット広告を利用しよう。

たくさん人が集まる駅のデジタルサイネージを利用しよう。

YouTubeチャンネルを開設しよう。

というふうに、

howを一番はじめに考えちゃうんです。

彼女へのプレゼントで言うと、

デート中の車で渡そうが一番初めに来ると言うことです。

大切なことは、

彼女が欲しがっていた時計を彼女にプレゼントしたことです。

新商品を買ってくれそうな人は「誰か」、

10代の女の子か60代の女の人か、

はたまた30代の男性か。

これが、whoです。

買ってくれそうな人は、

新商品の「何」に一番魅力を感じるか。

これが、whatです。

そこが決まれば、

届ける方法はおのずと見えてきます。

『howではなく、whoとwhatを大切にする。』

でした。

東森